【デザイン思考フェス2020レポート vol.1】多様な企業が求めるこれからの人材とは

2020.12.22イノベーションジム事務局
#デザイン思考 #イノベーション #キャリア #Society5.0

デザイン思考フェス2020とは


2020年10月21日と10月29日の2日間で開催された「デザイン思考フェス2020特別イベント」。AIを筆頭に急激に技術革新が進むこれからの社会では、人間だけが発揮出来る創造性がますます重要性を増していきます。このような背景から、日本の企業と大学生がこれからの社会価値創造やイノベーション、個人の創造性について共に考え、つながる事ができる機会として本イベントが開催されました。
今回は、パナソニック株式会社萬田弘樹氏による学生への応援メッセージと、27社もの代表企業による1分間ピッチリレーの内容をご紹介します。

学生への応援メッセージ


お話いただいたのは、パナソニック株式会社リクルート&キャリアクリエイトセンター所長である萬田弘樹氏です。
今回のテーマとしてお話の中で一貫して語られていたのは、「自分の人生を自分で切り開くことの重要性」でした。不確実で正解がない時代だと言われることも多い現代において、これからの未来がどのように変化していくのか、どんなものになっていくのかを想像・創造することが非常に大切だといいます。
萬田さんご自身もこれまでのキャリアの中で常に10年後の未来を想像し、こうありたいとの強い思いを抱いていたそうです。将来的な社会の幸せと自分の夢を語ることで、ありたい自分・ありたい世界を思い描き、そこに近づくために志と覚悟をもって行動を起こしていらっしゃいました。
今でも面談などをする際には相手に「10年後どこでどんなことをやっていると思いますか」との問いを投げかけており、その質問に対して夢を語ることのできる人は実際に大きく成長するといいます。
また、想像を形にしていく創造の過程では、人脈と多様な資源・資産を組み合わせることでイノベーションが生まれます。そのため、わくわくするような未来を実現するためには、社会を知り、人を知ることで企業の枠を超えた人脈を広げることがカギになるそうです。「何をしたら将来の世界に笑顔が増やすことができるのか?」を考え(想像)形にしてほしい(創造)と繰り返し強く語りました。
最後には、「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」として学生にエールを送り、お話を締めくくりました。

1分間ピッチリレー


1分間ピッチリレーには、メーカーから行政機関まで多様な業種から27社もの企業が参加しました。
事業概要や現在の取り組みなどのお話の中で全体に共通していたことは、「変化の激しい時代に果敢に働きかける姿勢」です。どの企業も、科学技術の進歩や環境問題、アフターコロナで大きく変わるであろう私たちの生活などに対して、自社の技術や強みを活かしてどのように取り組んでいるのか、といったお話がメインでした。
また会社名からすぐに連想する事業の他に、あまり周知されていないけれども様々な分野で活躍していたり、一見イノベーションとは遠そうに思えても意外なところで将来の社会課題の解決に挑んでいたりと、それぞれの会社の意外な一面を垣間見ることができました。
企業ごとの持ち時間は1分と短いものでしたが、その中でも様々な発見があったのではないでしょうか。

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