デザイン思考カレッジ

Z世代の学生が選ぶSDGs人気企業ランキング上位企業の取り組みを紹介!【後編】

2022.08.25 イノベーションジム事務局

これからの社会において、Z世代の大学生たちは企業にどんなイメージを抱いているのか。サステナブル社会の実現に向けた変化を捉えた新時代のSDGs(経済価値×社会価値創出)人気企業ランキングを発表しました(ランキングページ)。後編では、トップ11-20の企業のSDGsの取り組みについてご紹介します。

11位 旭化成

旭化成グループは「世界の人びとのくらしと地球環境に貢献する」ことをミッションとし、その姿勢を「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」と表現しています。「Care for People」では、with/afterコロナのニューノーマルにおいて、人びとが生き生きと暮らせる社会の実現に貢献する取り組みを進めています。コロナ禍においては、ワクチンや治療薬の製造で必要になるプロセスフィルターの安定供給に注力しました。「Care for Earth」では、サステナブルな社会の実現に向けた貢献を進め、2050年でのカーボンニュートラルの実現を目指しています。畜エネルギーなどの多様な事業・技術で、社会のGHG排出量を削減する製品の開発と提供を進めていきます。

企業HP:https://www.asahi-kasei.com/jp/sustainability/statement/

12位 積水化学工業

積水化学グループは、「世界のひとびとのくらしと地球環境に貢献すること」をグループビジョンとし、サステナブルな社会の実現に向けて、LIFE の基盤を支え、「未来につづく安心」を創造しています。その強みは「住・社会のインフラ創造」と「ケミカルソリューション」に関連した技術プラットフォームを背景に、要望に対して最適な材料と技術で付加価値をつけたソリューションを提供する「加工」の力にあります。また技術を結集した「まちづくり」の展開や、地域社会の協力も必要な「脱化石資源依存」への取り組みなど、技術と社会に向き合う姿勢の両輪で、サステナブルな社会を創造します。

詳しくはデザイン思考フェスの特設ページをご覧ください。

積水化学グループ特設ページ:https://vis-its.com/dtfes/company/sekisui/
企業HP:https://www.sekisui.co.jp/csr/sustainability_products/contribution/

13位 独立行政法人国際協力機構(JICA)

JICAは自らのミッションを「人間の安全保障」と「質の高い成長」を実現することとして明確に定め、「信頼で世界をつなぐ」というビジョンを掲げています。SDGsの達成には、開発途上国だけでなく先進国を含む国際社会全体、そして、民間企業・NGO・大学・市民社会といった、あらゆるステークホルダーの力を集め、その連携を強化していくことが必要です。JICAは、高度化する課題やニーズに合わせて、資金・知恵・技術などの様々な観点から、多様なパートナーとの協力を推進し、イノベーションを生み出しながら開発協力の質の向上に積極的に取り組んでいきます。

詳しくはデザイン思考フェスの特設ページをご覧ください。

独立行政法人国際協力機構(JICA)特設ページ:https://vis-its.com/dtfes/company/jica/
企業HP:https://www.jica.go.jp/aboutoda/sdgs/index.html

14位 東京ガス

東京ガスは、「天然ガスを中心とした”エネルギーフロンティア企業グループ”として、”快適な暮らしづくり”と”環境に優しい都市づくり”に貢献する」というミッションのもと、最適なエネルギーと多様なソリューションの提供に取り組んでいます。具体的には、天然ガスや電力の安定供給を通じて社会を支えることに加えて、スマートエネルギーネットワークなどの多様なソリューションを通じて、環境に優しく災害に強いより快適な社会の実現に貢献しています。このように、東京ガスは既存事業でSDGs達成を推進しながら、更に近年は社会課題を起点とした新規事業創出に注力していきます。

詳しくはデザイン思考フェスの特設ページをご覧ください。

東京ガス特設ページ:https://vis-its.com/dtfes/company/tokyo-gas/
企業HP:https://www.tokyo-gas.co.jp/sustainability/index.html

15位 味の素

「うま味」の発見を創業の礎としている味の素グループは、アミノ酸の研究・開発で世界的なリーダーシップを発揮し、世界各地域の文化に根差したビジネスを展開しています。創業以来一貫した、事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取り組みをASV(Ajinomoto Group Shared Value)と称し、フードロスの低減やプラスチック廃棄物削減などに努めてきました。さらに、アミノ酸発酵における副生物も再利用するバイオサイクルを実現するなど、バリューチェーンにおける温室効果ガス排出削減に取り組んでいます。今後も自然のめぐみがいつまでも続くような製品づくりを目指していきます。

企業HP:https://story.ajinomoto.co.jp/report/025.html

16位 花王

花王のESGは、生活者の持続可能なライフスタイルを送りたいという思いや行動に応えることを目指しています。生活者が求める暮らしである Kirei Lifestyle の実現に向けて、ビジョン、コミットメント、アクションからなるKirei Lifestyle Planを策定し、社会のサステナビリティに貢献しています。具体的な取り組みとして、プラスチック容器のコンパクト化やつめかえ用製品の開発・普及を通じたプラスチック使用量の削減があります。さらに、プラスチックボトル自体をなくすという新発想のフィルム容器の開発など、プラスチック容器の完全リサイクル化を目指しています。

企業HP:https://www.kao.com/jp/corporate/sustainability/

17位 イオン

イオンは「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という基本理念のもと、地産地消の再生可能エネルギーの創出といった脱炭素の取り組みなどを行っています。またアースデーと称したお花や洋服、プラスチック製品など暮らしの中の廃棄ロスを減らすイベントを通じて、楽しみながら地球について考える場を提供しています。具体的には、ロスフラワーメッセージカードワークショップや衣料品回収幸服リレーを開催したり、プラスチック廃棄ロスの一環としてMYボトルや紙ストローを推奨したりなど、環境や地域社会に密着した取り組みを行っています。

企業HP:https://www.aeonmall.com/sustainability/

18位 コカ・コーラ

コカ・コーラは、環境や日常生活、地域社会などの各場面で日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらし、さわやかさを届けながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組んでいます。サスティナビリティーの課題抽出と優先順位の特定のための大規模な調査を行った結果、3つのプラットフォーム「多様性の尊重」「地域社会」「資源」と、直近に取り組むべき9つの重要課題が合意されました。例えば「資源」の優先課題である「容器/PET」に対しては、100%リサイクルPETボトルの導入や、ラベルレス製品の拡充、容器の軽量化といった取り組みなどで業界をリードしています。

企業HP:https://www.cocacola.co.jp/sustainability

19位 AGC

AGCグループは、自社が持つ製品や技術、お客様との関係といった資産を活かし、環境・社会に関わる課題を解決すると同時に、自社も持続的に成長し続けていくことを目指しています。その中でも気候変動対応では、2050年のカーボン・ネットゼロ、2030年のマイルストーン目標の達成に向けて具体的な行動を起こしています。まずは製品歩留まりの向上、ムダのない生産企画、最新設備への更新投資等を行い、CO2排出削減に繋げ、長期的には生産技術・プロセスのイノベーションによる大幅な削減を進めていきます。また、5G通信用素材、燃料電池用素材、太陽光発電ガラスなどの製品により快適で環境に優しい社会の実現に貢献します。

詳しくはデザイン思考フェスの特設ページをご覧ください。

AGC特設ページ:https://vis-its.com/dtfes/company/agc/
企業HP:https://www.agc.com/csr/

20位 三菱商事

三菱商事は企業理念である「三綱領」に基づき、創立以来、グローバルベースで公明正大な事業活動を推進することを通じて、社会の持続的な発展へ貢献するとの考え方を脈々と受け継いできました。自社の持続可能な成長のための経営上の課題を特定し、事業活動を通じて追求する「カーボンニュートラル社会と物心共に豊かな生活の実現」と、組織運営に関して組織全体で追求する「三価値同時実現の基盤となる組織の追求」として総括しました。脱炭素社会への貢献や、透明性高く柔軟な組織の実現など「サステナビリティ重要課題」の解決を通じて、財務面を含む持続可能な成長を確実なものにするとともに、SDGsの達成にも貢献しています。

詳しくはデザイン思考フェスの特設ページをご覧ください。

三菱商事特設ページ:https://vis-its.com/dtfes/company/mitsubishicorp/
企業HP:https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/csr/