就職活動に必要なアセスメント特集!導入が増加するトレンドの形式も紹介!
エントリーシートに続いて実施されることの多い適性検査
現在数多くの適性検査が実施されており、その多くがWebテスト形式あるいはテストセンターでの受検形式となっています。今回はその中でも実施企業の多い「SPI」、「玉手箱」、「TG-WEB」について紹介します。
SPI
適性検査の中で最もポピュラーなのがSPIです。SPIは「能力検査」と「性格検査」の2つから構成されています。能力検査は「言語分野」と「非言語分野」の2種類の問題を通して、話の理解力や数的処理力、論理的思考力を測ります。具体的な問題の詳細は、SPIの開発会社であるリクルートマネジメントソリューションズのHPに掲載されています。
玉手箱
SPIに次いで実施企業の多い適性検査が玉手箱です。玉手箱は「計数問題」、「言語問題」、「英語問題」、「性格適性」の4つで構成されています。特に計数問題はSPIと異なり、与えられた図表から計算に必要な数値を読み取る形式になるため、特別な対策が必要です。
TG-WEB
TG-WEBも実施企業の多い適性検査のひとつです。新型と旧型があり、新型は比較的簡単な問題が大量に出されるのに対し、旧型は問題数が少ない代わりに他の適性検査で馴染みのない問題が出されるので注意が必要です。自分の希望企業がどちらの型を採用しているのか事前に確認しておくことが重要になります。
外資系企業や商社では必須の英語系アセスメント
適性検査の他に、応募時に求められることが多いのが英語系アセスメントの点数です。特に業務で実際に英語を使うことが多い外資系企業や商社では、英語力の証明は必須となります。
TOEIC
TOEICは就活生にとって最も身近な英語系アセスメントではないでしょうか。TOEICにはいくつか種類がありますが、最も一般的なのがL&R(Listening&Reading)です。中にはビジネスシーンにおけるチャットのやりとりなど、学生にとってあまり身近でない内容も出題されることもあるため、過去問を使った演習が欠かせません。
TOEFL・IELTS
会社によって聞かれることがあるのが、TOEFLあるいはIELTSのスコアです。どちらも留学時に受検が必要となるものですが、SpeakingとWritingの能力も測られるため、総合的な英語力の証明に役立ちます。
進化する就活アセスメント
就活活動で必要とされるアセスメントは適性検査や英語力を測るものにとどまりません。近年では自社のターゲット像によりマッチした人材を採用するため、独自のWebテストや創造力を可視化する「デザイン思考テスト」を実施している企業も増えています。
企業独自のWebテスト
独自のWebテストを課している企業の中には、純粋な思考力を測るため、「対策の必要のないテスト」であると説明している企業もあります。とはいえ形式だけでも知っておくと精神的にも楽になるため、事前にリサーチしておくことがおすすめです。
デザイン思考テスト
イノベーション人材に求められる創造力を可視化するアセスメントとして導入が進んでいるのが、「デザイン思考テスト」です。デザイン思考テストは創造セッションと評価セッションの2つで構成されるテストであり、PC上で受検を行います。与えられたターゲットに刺さるアイデアを創造し、他の人のアイデアを評価することで目利き力が測られます。具体的なテストの内容や対策方法については別記事をぜひ参考にしてみてください。
最後に
就職活動中に出会うアセスメントは多岐にわたります。本記事を通じて自分に必要なものを整理し、対策を進めていただけたら幸いです。特に「デザイン思考テスト」は机に向かって勉強するだけではなく、考え方のクセ付けが必要なものなので、何度も受検してコツをつかんでください!
新学期が始まり、多くの就活生のみなさんが本腰を入れて活動を始めているのではないでしょうか。説明会への参加から自己分析、面接対策とやることは様々ですが、SPIやTOEICなどのアセスメントへの準備も欠かせません。そこで本記事では、就職活動で必要になるアセスメントや、今後さらに導入されることの増えるであろうトレンドのアセスメントについて特集します。