デザイン思考カレッジ

キャリア大学をきっかけに、大学1年生から自分のキャリアと向き合って得られたこと

2022.04.06 イノベーションジム事務局

キャリア大学では「自分の可能性を発見するための、もう一つの大学」をテーマに、社会人の方が講師となり様々なクラスを開催しています。各クラスはワークショップやそこで働く社員の方々との交流を組み込んだ参加型・体験型の授業となっています。

今回は大学1年生の時にキャリア大学に参加しWEBマーケティング業界に内定をしている早稲田大学の中村 優さんにインタビューしました。※インタビュー実施は2022年3月

チャレンジに溢れた大学生活

ーまず、キャリア大学にはいつどのようなきっかけで参加されましたか?
大学1年生のときに、文部科学省のクラスに参加しました。当時はコロナウイルス感染拡大前であったため、実際に庁舎の中を見学することができました。参加したきっかけは、大学の近くにある「HELLO, VISITS」へよく通っており、その際に登録していたメールアドレスに案内が来たことでキャリア大学を知りました。

 

ーキャリア大学を通じての学びや気づきはありますか?
キャリア大学は、親以外の社会人の方に会社や仕事について聞く初めての機会だったので、新鮮で学びが多かったです。私は元々、メディア系に興味があってキャリア大学に応募したのですが、抽選の結果希望の企業のイベントには参加はできませんでした。ただ、当初の目的とは違えど、参加して学びになることは多くありましたし、逆に自分では選ばないような企業の話を聞く機会は意外となかったので、自分の視野を広げるとても良い経験になりました。

 

ーキャリア大学から得た学びから就職活動などキャリア選択に繋がったアクションはありますか?
イベント参加後の1年生の時から社会人に話を聞きに行っていたことは就職活動やキャリアを考えるにあたってプラスになったアクションの1つだと思います。1、2年生のうちはそこまで就職活動に切羽詰まっていなかったので、本当に心の底から気になることを気軽に聞くことができました。3年生になってから就職活動を始めるよりも早いうちから、就職活動を堅苦しいものと思わずにキャリアについて考えられるようになる、その第1歩がキャリア大学の参加でした。

思わぬ出会いが良い経験に

ー「キャリア」という軸で、学生生活で行なって良かったことを教えてください。
興味を持ったことには躊躇せずに飛び込んでみることです。思い立ったらすぐに行動していました。具体的には、大学の制度を利用した同志社大学への国内留学やインターン、やってみたいと思っていたアルバイトなどにチャレンジしました。その行動力のおかげで、3、4年生になって就職活動や将来のことを考える上でも幅広く考える良い経験が数多く積めたと思います。

 

ー興味があることはどこから情報収集しているのですか?
実は1年生の時から、社会人が中心となっていた早起きの習慣を共有しあうコミュニティに入っていました。そこで社会人の方々とSNSで繋がっていたので、リツイートなどから様々な情報が回ってきました。他には、企業から届くメールマガジンをチェックしたり、ラジオ、テレビ、雑誌などのメディアの情報も何でもよく見るようにしたりしています。

 

ー逆に学生生活でやらなくて後悔したことはありますか?
あまり後悔したことはないですね。人と比べずに自分のことだけに集中して取り組んでいたので、後悔がないのだと思います。他には、今自分がやっていることや、これまでやってきたことを棚卸しして振り返る時間を定期的につくるようにしています。

 

ー過去の自分に大学生活のアドバイスをするとしたら伝えたいことはありますか?
1年生のときからどこかにアウトプットすることや発信することをもっとやっておけば良かったなと思います。写真などに撮って残しておくことでその時の情景は覚えていても、その時の感情や思ったことは忘れていってしまうので、もっと早くから感情や考えを残すことを始めるべきでした。

 

ー最後に後輩に伝えておきたいことやメッセージをお願いします。
大学生の今だからこそできることもあります。だからこそ、興味を持ったことにはどんどん早い段階からまずは挑戦してみて、それから考えるようにしても良いと思います。長い目で見たらどのようなことにも学びがあると思うので、目先のプラス・マイナスの判断にとらわれず、果敢に挑戦してみてほしいです!

 

中村 優さん
早稲田大学文化構想学部(2022年3月卒業)。
Instagram(@chanyu_smile)で勉強法や暮らし術など、学生生活の充実とQOL向上のヒントを発信。高校時代はアイドル活動も行いつつ、第一志望の早稲田大学に進学。コロナ禍で不安を抱える学生たちの力になりたいという思いで、2020年に始めたInstagramは、2022年3月現在6.5万フォロワーを突破。2022年3月に初の著書「かわいいノートでがんばる作戦 高校生の勉強ノートの作り方 STUDY WITH ME」を発売。