ファーストキャリアは、人生の選択肢を広げるために掴み取る
将来の選択肢を広げるためにこだわったファーストキャリア
ーご自身の選社軸を教えてください。
1番重視していたのは、会社の知名度などのブランド力でした。というのも、大学2・3年時の人材系IT企業でのインターン経験から、転職におけるファーストキャリアの重要性を痛感していたからです。総合商社などキャリアの幅が広い企業を目指す先輩の姿を見て、自分の将来の選択肢を広げるためにもファーストキャリアにこだわるべきだと思いました。また、転勤族であったために様々な環境にいた経験から、働く環境に大きく影響する「社風」にも重きを置いていました。
最終的には通信大手に決めたのですが、そこには2つの理由がありました。1つは、都会と地方を繋ぎながら日本全国を盛り上げていく通信という仕事の意義に共感したからです。転勤族で地方での生活を経験した自分だからこそ、できることがあると思いました。もう1つは、自分が納得するまで就活に向き合ったからです。大学2年の冬に1つ上の代を対象とする会社説明会に参加し始めてから、1年以上が経過していました。選社軸と合致する企業から内定を頂き、自分の中で納得できたため、その時点で就職活動を終えることにしました。
ー企業から評価されたポイントは何だと思いますか?
社内にいそうな人材だと思ってもらえたことが大きいと感じています。通信大手と一言にいっても各社社風が異なりますが、内定先の「自分の芯を持つ」という社風に私の性格が合致している点が評価されたのではないでしょうか。具体的には、自身の専攻である政治学を基盤に、衆議院議員のもとでインターンを経験したこと、弁論部での活動に力を入れてきたこと、そして人材系IT企業でのインターンに参画していたことなどです。これらの経験から、自身の強みを説得力のあるエピソードとして話すことができたため、面接官に面白いと思っていただけたのではないかと思います。
自分の強みに気づくきっかけになったデザイン思考テストとIVCでの活動
ーイノベーターズクラブでの活動を通じて学んだことや気づいたことはありましたか?
イノベーターズクラブの活動は就職活動のよい気分転換となっていました。0ベースで物事を考え、作っては壊され作っては壊されを繰り返すため、普段とは違う頭の使い方をしていたからです。また、イノベーターズクラブに入るきっかけとなった「デザイン思考テスト」の受検によって、自分自身の強みに気づくことができました。私にとって「デザイン思考テスト」は比較的得意なテストという印象だったのですが、理由を考えてみるとこれまでの経験とそれにより培われてきた強みが生きていることがわかりました。例えば、政策立案コンテストの経験で顧客のニーズを把握し、物事を俯瞰して見ることができる力が鍛えられたと思います。また、幼少期から転校を繰り返し、その度に新しいコミュニティに馴染む努力をしてきたことで、ニーズへの共感力が身につきました。テストにおいても自分の考えを言語化する能力は、小さい頃から本をたくさん読んできたことで伸びたのだと考えています。
新社会人としての目標と後輩へのメッセージ
ー新社会人としての目標はありますか?
新社会人としては、色々な先輩方の姿を見ながら意欲高く成長していきたいと思っています。入社先も社内外での副業制度や人事評価制度の改革に積極的に取り組んでいる企業なので、そのような機会を活用していきたいです。また、FPをはじめとした資格取得にも挑戦しつづけたいと思います。
ー後輩へのメッセージを一言お願いします。
就職活動は自分自身の人生がかかっているものなので、悔いなく様々なことに挑戦してほしいです。色々な業界の社会人や先輩方と話せる機会は学生にしかない貴重なものなので、そのような時間を大切に自分自身の成長に繋げていってください。
岩崎 航大さん
國學院大學法学部法律学科政治専攻(2022年3月卒業予定)。
大学時代は衆議院議員や人材系IT企業でインターンを経験したほか、辯論部で幹事長を務める。
大手通信会社に新卒入社予定。
「デザイン思考テスト」を運営するVISITS Technologiesでは、スコアの上位者を対象に、「イノベーターズクラブ(IVC)」という長期的なプログラムを実施しています。今回はIVCの2期生で、大手通信会社に総合職として内定している國學院大学の岩崎 航大さんに自身の就職活動についてインタビューしました。