デザイン思考カレッジ

鍛えることで発想のスピードが加速する「デザイン思考力」ーデザイン思考テスト受検者インタビュー

2021.07.02 イノベーションジム事務局

デザイン思考テストとはそもそもどのようなテストなのか、対策が出来るのか、受検を通じて何が得られるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。慶應義塾大学4年生の高田さん(仮名)に、実際にテストを受けた感想を聞いてみました。

正解が決まっていないデザイン思考テストに驚く

ーデザイン思考テストを受検したきっかけを教えてください。

 

最初は本当に興味本位でした。サークル活動でチラシやパンフレットを作成するためデザインを学んでいた際、当時よく通っていたHELLO, VISITS慶應義塾大学・日吉店にて無料で受検できることを知り、受検しました。

 

ー実際に受検をしてみた感想を教えてください。

 

デザイン思考テストは、特定の状況のユーザーの課題と、その解決策を自由に記述するという形式でした。それまで自分が受けてきたテストは、正解や方針が定まっているものだったので、こんなに自由なテストがあることには驚きました。それこそ最初は戸惑い、現在と比べ自身のスコアはかなり低かったです。ただ回数を重ねるにつれ、デザイン思考の考え方やテスト自体に慣れていき、それと同時にスコアも上がっていきました。

デザイン思考力はあらゆる場面で使うことが出来ると実感

ー受検やワークショップを通じて何を得られましたか?

 

アイデアや考え方、また切り取るべき視点など、実に多くのことに気づかされました。実際の生活においても、ブレスト等の案を出すのがものすごく早くなったように思います。現在、コロナ禍で難しいかとは思いますが、皆さんにはデザイン思考テストの受検はもちろん、できればワークショップ(※)にも挑戦してほしいです。というのも、実際にアウトプットをし、悩み、相手の顔を見ながら一緒にアイデアを創っていくという体験には快感を覚えますし、今後も実践できるような感覚・方法が身に付くからです。

 

ー今後デザイン思考はどのような点で活かすことができそうですか?

 

ビジネスという文脈ではよく使われていると思いますが、それだけではなく一般的な人間関係などでも無意識に活用しているのではないかと思います。というのも、相手のことを慮り、共感し、解決策を出して試行錯誤していくという取り組みは、まさにこれまで人類の行ってきた社会の営みであるからです。デザイン思考という思考法は人間社会の中で普遍的な営みをよくすることにも役に立つのではないかと思います。

最後に

答えが存在しないテストと聞いて、対策が出来ない、少し難しそうだ、と感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかし答えが一つではない問題は、実は私たちの実生活を見回すとあらゆる所に存在しています。高田さんのように、一度考え方を身につければ、デザイン思考を意識することで、より力を伸ばすことが可能です。
10月には、企業と共にSDGsについて考え、デザイン思考を学ぶことが出来る、年に一度の「デザイン思考フェス」も実施予定です。(選考のためのデザイン思考テスト受検は無料です)ぜひ参加してみてくださいね。

 

※デザイン思考ワークショップはHELLO, VISITSでも不定期で実施しています。イベント情報をご参照ください。
https://vis-its.com/program.html