就職活動でも求められる能力「デザイン思考」を鍛えよう
就職活動でデザイン思考力を問われる場面も
デザイン思考の能力が求められるのはビジネスマンだけではありません。
近年は新しい採用方式として選考プロセスの中で学生のデザイン思考の能力を評価する企業も出てきています。例えばデザイン思考力を測るWebテスト「デザイン思考テスト」の受検が必要になったり、アイデア創出のワークショップが行われたりするケースがあります。デザイン思考テストでは「ニーズ発見力」「ソリューション創出力」「ニーズ評価力」「ソリューション評価力」4つの観点で、スコアがつきます。通常のエントリーシートや数十分の面接だけでは知ることのできない学生の資質を見ることができるとして、企業側からはデザイン思考を評価する声が挙がっています。
どうしてデザイン思考に長けた学生が求められるのか?
現在私たちの身の回りには製品・サービスが溢れかえっています。ある製品をほしいと思った時に、自分のニーズと合う機能を持ったひと品を選ぶことができますよね。一方で今ほどモノが豊富でなかった昔は、新しい製品が発売されるとユーザーはすぐに購入するためヒット商品が多発していました。昔の常識が崩れた今、世の中に選ばれる製品を生み出すためにはユーザーのニーズを的確に満たせるような価値を提供することが必要になりました。また、最近では様々なものがオンライン化するなど、急激な変化に迫られた際に、「何のために」という目的を再度定義し、新たな解決策を考えられる力はあらゆる場面で必要とされています。以上のような背景から、ビジネスに、ひいては新入社員として入社することになる学生に対してもデザイン思考が求められるようになってきているのです。
デザイン思考は誰でも身に着けられる
デザイン思考というと、対策が難しくて簡単に身に着けられるものでないという印象を持つ人も多いかもしれません。しかし、デザイン思考は特定の練習を積めば誰でも習得でき、対策ができる考え方なのです。エントリーシートを添削してもらったり面接練習をしたりするのと同じように、デザイン思考の練習を積むことで選考の対策をしておきたいところですね。
ここからはデザイン思考を身に着ける方法をご紹介します。
まずは、デザイン思考に関する書籍を読んでみたり、様々なサイトを検索してみることでデザイン思考とはどういったものなのか、自分なりに理解を深めてみるといいでしょう。また、デザイン思考テストの高スコアを取得した学生の方によると、「デザイン思考力を伸ばす何よりの対策は日常的に目の前の事の疑問を持ち、本質的な課題は何か、考える事」という声もありました。気軽かつ実践的な練習したい人にとっては、デザイン思考のトレーニングができる「5d」というSNSがおすすめです。本ツールでイノベーション創発のプロセスを何度も疑似体験することで、自然とデザイン思考が身につきます。ぜひ移動中のすきま時間などを使って繰り返し練習し、楽しみながらデザイン思考を習得してみてくださいね。
https://5d-imensions.com/
近年「デザイン思考」という考え方が注目を集めています。言葉は聞いたことがあるけれど、具体的にどういった考え方なのかはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
デザイン思考とは、ユーザーが気付かないような本質的なニーズを見つけ、変革を起こすイノベーション思考です。デザイナーがデザインを行う際の思考方法が起点となっていますが、最近ではデザイナーの領域に留まらず、ビジネスや経営にも活用される考え方として広まってきています。柔軟にじっくりと考えることができるアプローチであることから、新たな発想を生み出しやすくなるという利点があります。