大学や就活の枠を超えてともにキャリアを考えた仲間の存在

2022.03.24イノベーションジム事務局
#デザイン思考 #イノベーション #キャリア #Society5.0

「デザイン思考テスト」を運営するVISITS Technologiesでは、スコアの上位者を対象に、「イノベーターズクラブ(IVC)」という長期的なプログラムを実施しています。学生3〜5人がチームを組み、本質的な社会課題を発見し、その解決策を最終的にプレゼン形式で発表しました。今回は優勝した髙橋 亜巳さん(早稲田大学)・針谷 円さん(慶應義塾大学大学院)・吉澤 匠さん(慶應義塾大学)に座談会形式でインタビューを実施しました。

デザイン思考テストをきっかけに出会ったIVCの仲間


―IVCに興味をもったきっかけや理由を教えてください。

髙橋さん(以下、敬称略):デザイン思考テスト受検後に、IVC選考の社員面談への招待メールが届いたことがきっかけでした。最初はどのような団体なのか全く分からず不安もあったのですが、IVCのWebサイトをみて惹かれたことと、同じ業界を目指している人との就活に関する情報交換の場になればと思い参加を決めました。

吉澤さん(以下、敬称略):デザイン思考テスト受検後のメールがきっかけだったのは僕も同じです。当時デベロッパーを志望していたので、何かを創造するという活動内容自体に惹かれました。就活だけではなく、社会人になった後の糧にもなるのではと思いました。

針谷さん(以下、敬称略):デザイン思考テスト自体は、夏のインターン選考をきっかけに受けて以降、スコアも安定していたので気になっていました。IVCの活動が就活においてアピールポイントになる可能性があること、また、様々な企業を知って視野を広げる良い機会になるだろうという思いから申し込むことを決めました。

―IVCに所属するきっかけとなったデザイン思考テスト。受けた時の感想を教えてください。

針谷:大喜利大会だと思いました(笑)。当時はターゲットの立場がなかなかイメージできないような選択肢もある中でしたが、どうにか頭を振り絞って物語を作り出していました。特に創造セッションは制限時間との闘いでもありましたね。

吉澤:もともと創造力を働かせて何かを生み出すのが得意なので、評価セッションよりも創造セッションが楽しかったです。アカペラをやっていたので、聴く人がどう受け取るかを常に考えており、日常生活の中でも「こうであったらいいな」などと考える習慣がありました。デザイン思考テストはこれまでの習慣のアウトプットの場となって面白かったです。また、評価セッションも自分には思いつかないようなアイデアを出している人や、人に伝わる言葉で書くことが上手な人のアイデアを見ることができ、面白いと思いました。

髙橋:私は最初よくわからなくて、自分には向いていないと思いました。もともと創造力に自信がなかったので受検前に情報収集をして臨んだのですが、1回目はスコアが全く伸びず、様々な企業が採用に導入しているのかと思うと不安になりました。その後何度か受検する中で、評価セッションで他の人のアイデアから考え方を学んだり、相手により伝わりやすい文章を意識したりと工夫を重ね、スコアを伸ばしていきました。

IVCを通じた出会いと得られた成長


―IVCで活動して一番印象に残っていることを教えてください。

針谷:チームメンバーとの出会いです。自分が理系だったので、文系の人たちの就活の話は新鮮でした。様々な強みを持った人たちが自分と同じ業界を目指していると知り、面白かったと同時にためになりました。

吉澤:僕は社会人の方々との交流です。同世代とのグループワークの経験はありましたが、そこで出たアイデアを社会人の方にぶつけてビジネス視点からのアドバイスをいただくことは初めてだったので印象に残りました。

髙橋:私は最終発表が印象に残りました。オンライン開催ではあったものの、画面の向こうに優秀な学生たちや社会人の方々がいるかと思うと緊張しました。発表時間も限られていたので、自分たちが考えてきたことをどうやって伝え切るか、前日までみんなで試行錯誤していました。

もう1つ印象に残っているのが、IVCの打ち合わせの後に深夜まで雑談していた時間です。日程調整を時間単位でできるアプリを使って、週1、2回はオンラインで話していました。実は今日初めてリアルで会ったのですが、オンライン上でも就活の相談などを同世代で気軽に話せる機会が得られたことが嬉しかったです。

―IVCの活動を通じて、就活等その後に活かしている気づきはありましたか。

吉澤:僕は考え続けるクセが身につきました。今までは自分の中で「完成かな」と思ったらそれ以上考えることはありませんでした。しかし、IVCでの活動を通して、メンバーの意見を聞いたり、社会人の方からフィードバックをいただく中で意識が変わりました。特に今回のテーマとして選んだ「まちづくり」はステークホルダーも多く、行政や自社だけでなくエンドユーザーのことまで考えられているのかなど、考え抜くことが必要でした。自分の成果物に対して考え続けるという姿勢は今後も大事にしていきたいです。

髙橋:私はIVCを通して、プロジェクトの中核を担いたいと思うようになりました。大人数の活動では議論から一歩身を引いて様子を伺うことが多かったのですが、今回はグループが4人と少数だったこともあり、積極的になることができました。就活においても大規模な物件を手がけている企業ではなく、少し規模は小さくなったとしても自分の貢献を実感しやすい企業を選ぼうと思うきっかけになりました。

針谷:僕は「誰に伝えるのか」を強く意識するようになりました。デザイン思考テストの考え方そのものになるのですが、IVCの活動の中でもターゲットの重要性について何度もフィードバックをいただき、そこにヒントがあることに気づくことができました。日常生活の中でも常に「誰に伝えるのか」について考えるようになったのは、IVCがあったからこそだと思います。

―最後に新社会人としての意気込みを一言で教えてください。

吉澤:夢中になる!

髙橋:見栄を張らずに生きる!

針谷:いろいろあるけどなんとかなる!

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